名物へ案内ご当地タクシー
県内にも2社 長野でPR
全国各地のタクシー事業者でつくる「日本ご当地タクシー協会」(事務局・大阪市)の幹部らが、県観光機構を訪れ、地域のグルメや観光地を紹介する「ご当地タクシー」の取り組みをPRした。
ご当地タクシーは、うどんや温泉など地域の観光資源をモチーフにした「あんどん」を屋根に載せた貸切タクシー。運転手は各事業所が設ける規定に合格した「地元観光の達人」が担っている。2018年7月に発足した同協会には1月末時点で、14道県15社が加盟しており、県内でも2社が運行している。
「軽井沢スイーツタクシー」(松葉タクシー)では、軽井沢町内でケーキやジェラートなどスイーツを楽しめる店を提案。栄村と新潟県津南町にまたがる秋山郷の温泉地を巡る「秋山郷温泉タクシー」(森宮交通)は、温泉ソムリエの資格を持つ運転手が案内する。同協会の楠木泰二朗理事長は「各地の魅力をご当地タクシーを通じて知ってもらえたら」と話している。
読売新聞 長野県版:2020年2月28日